自分でも気付かないうちに少しずつ進行してしまう薄毛。
薄毛対策は症状が軽いうちに始めるのが、悪化を防ぐコツです。
薄毛の改善というとすぐに育毛剤や発毛剤を使う方も多いですが、もっと身近で大切なことから始めてみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、薄毛に効果がある食べ物や栄養について解説します。
毎日の食生活を振り返り、薄毛の改善を目指しましょう。
乱れた食生活を送っていませんか?
忙しさのあまり、ついつい乱れた食生活を送ってはいませんか?
食生活が乱れていると、健康を損ねるだけでなく、薄毛を招くことにもつながるので注意しましょう。
人間が生きていくためにはさまざまな栄養素が必要です。
食べた物からの栄養を消化、吸収、代謝することで、私たちは生きるために必要なエネルギーを作り出したり、体を作ったり、健康を保ったりしています。
特にエネルギー源となり、体を作るために欠かせない「タンパク質」「脂質」「糖質」は、三大栄養素として知られていますよね。
この3つの栄養素に体の調子を整える働きがある「ビタミン」と「ミネラル」を加えたものが五大栄養素と呼ばれるもの。
五大栄養素のどれか一つでも不足すると、健康を維持することが難しくなるくらい、どれも必要不可欠な栄養素です。
栄養素にはそれぞれ違う働きがあるため、バランス良く摂ることがとても重要です。
しかし、たくさん摂れば良いというものでもありません。
脂質や糖質はエネルギー源として必要な栄養素ですが、摂り過ぎると健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
また、手軽に食べられて満腹感のある丼ものや麺類、レトルト食品やカップ麺、スナック菓子ばかり食べていると、どうしても栄養のバランスが偏ります。
これらの食品は脂質や糖質が多く、タンパク質やビタミン、ミネラルは不足しがち。
忙しくて自炊をする時間がない方や偏食傾向にある方は要注意です。
乱れた食生活による栄養不足は、髪の毛や頭皮にもダメージを与え、薄毛を加速する可能性があります。
栄養バランスを考えた食事を心がけ、不足しがちなタンパク質やビタミン、ミネラル類は意識的に摂るようにしましょう。
体内環境見直しの重要性
体内環境を見直すことの重要性を、今一度確認してください。
私たちの体は、食べたものから作られています。
内蔵も筋肉も骨も髪の毛も、全て食べ物から摂る栄養素から作られているのです。
特に重要なのが「タンパク質」です。
アミノ酸の結合体であるタンパク質は、約20種類のアミノ酸から構成されていますが、体内では作れない「必須アミノ酸」も多く存在しているため、食べ物から摂る必要があります。
必須アミノ酸が不足してしまうと、神経や内臓の機能低下、貧血や肌荒れ、抜け毛や免疫力の低下など、体にさまざまな影響が出てしまうので、しっかりと摂ることが大切です。
糖質が脂質も摂り過ぎは良くありませんが、不足すればやはり不調をきたします。
糖質が不足すると、エネルギー不足による疲れや集中力の低下、不眠やイライラなどの症状が起こります、
脂質が不足すると、成長の遅れや皮膚の乾燥、血管が弱くなるなどの影響があらわれます。
また、ビタミンやミネラル類も体内で作れないものが多いので、食事で補う必要があります。
それぞれ必要な量は微量ですが、不足すると健康を損ねてしまうので、いろいろな栄養素をバランス良く摂ることがとても重要なのです。
人間の体はとてもよくできていて、食べ物からの栄養を使う順番が決まっています。
最も優先順位が高いのは生命を維持するために必要な臓器など。
次に体中へと栄養が行き渡ります。
命に直接関係のない体の先端部分にある髪の毛や爪は、優先順位が最も低い場所。
髪の毛は、体が栄養不足になると真っ先に影響が現れる部分でもあるのです。
健康的な体を維持するためには、体が必要とする栄養が十分に摂れている状態、体内環境が整っていることが大切です。
さまざまな栄養素が過不足なく摂れていれば、優先順位の低い髪の毛にも栄養が行き届きます。
しかし、何らかの栄養が不足すると、最初に症状が現れる場所が髪の毛や爪。
薄毛の改善を目指すなら、体内環境を整えることもとても重要なことなのです。
参考:https://www.nipro.co.jp/sukoyakanet/21/
薄毛に効く食べ物って?
薄毛に効くといわれている食べ物には何があるのでしょうか?
・良質なタンパク質を含む食品
髪の毛の主成分であるタンパク質が不足すると、髪の毛も栄養不足になります。
良質なタンパク質を含む食品、魚や赤み肉、鶏の胸肉、卵、大豆製品などを積極的に摂りましょう。
・頭皮環境を整えるビタミンA
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるため、頭皮環境を整えてくれます。
ビタミンAを多く含むレバーやうなぎ、緑黄色野菜や乳製品、卵やのりなども食べると良いですね。
・血行を良くするビタミンE
頭皮の血行が悪くなると、髪の毛に必要な栄養が届かなくなってしまいます。
薄毛を改善するには、血行を良くすることも大切です。
ビタミンEを多く含む食品は、アーモンド、ひまわり油、うなぎ、緑黄色野菜など。
・ケラチンの生成を助ける亜鉛
髪の毛の主成分であるケラチンタンパク質を生成するためには、亜鉛が必要です。
亜鉛が多い食品のダントツは牡蠣。
他にも赤み肉やのり、ゴマやアーモンドなどにも多く含まれています。
髪の毛の成長にも関係している亜鉛も、忘れずに摂るようにしましょう。
いろいろな種類の食べ物をバランス良く食べることが、健康のためだけでなく髪の毛のためにも必要です。
不足すると髪の毛に悪影響を及ぼす可能性があるものは、積極的に摂るようにしたいですね。
参考: https://beauty.epark.jp/hair/article/bc-1/mc-73/sc-22/writing-002859/
薄毛を進行させないために控えた方がいい食べ物は?
薄毛を進行させないために控えた方がいい食べ物はあるのでしょうか?
気をつけておきたいのは、動物性脂肪が多く含まれている食べ物です。
脂質を摂り過ぎると皮脂の分泌が多くなり、毛穴が詰まったりして頭皮の状態を悪化させてしまいます。
また、塩分の摂り過ぎは高血圧を引き起こし、それが血行不良につながるので気をつけましょう。
そして、お酒の飲みすぎは肝臓に負担をかけるだけでなく、髪の毛を作るアミノ酸を大量に消費してしまうため、髪の毛の成長を妨げる可能性があります。
薄毛を進行させないためには、お酒もほどほどが良いようです。
<h2>日々の食生活を変えて薄毛を改善しよう!</h2>
毎日の食生活を見直し、薄毛を改善しましょう。
薄毛を招いている原因は人によって異なりますが、生活習慣が何かしら影響していることは否定できません。
その中でも特に気をつけたいのが日々の食事です。
食事の内容を見直し、髪の毛に良いといわれる栄養素を意識的に摂ることが、薄毛の改善にもつながるでしょう。
まとめ
薄毛が気になっている方は、まずは食生活を見直してみましょう。
毎日の食事から摂る栄養素で、私たちの体は作られています。
髪も例外ではなく、乱れた食生活によって栄養の偏りや栄養不足があると、薄毛をさらに悪化させてしまうこともあります。
日頃からいろいろな食物をバランス良く食べ、薄毛に効果があるといわれているタンパク質やビタミン、亜鉛などの栄養素も積極的に摂るように心がけたいものです。
脂質の摂り過ぎやお酒の飲み過ぎにも注意し、体内環境を整えていくことが、薄毛の改善にもつながるでしょう。