AGA治療では治療困難で手遅れなケースが存在する？

発症すると徐々に進行してしまうAGAは、成人男性にみられる脱毛症です。

髪の毛が薄くなるのが主な症状ですが、治療で改善するケースも少なくありません。

しかし、手遅れになると治療が困難になることもあるので注意が必要です。

そこで今回は、AGA治療が手遅れになるケースについてご紹介します。

AGAの治療が手遅れとなってしまう場合はある？

AGAの治療には手遅れとなってしまう場合があるのでしょうか？

AGAは男性型脱毛症のことをいいますが、発症すると徐々に進行することで知られています。

薄毛の症状が現れる場所は、主に前頭部か頭頂部。

側頭部や後頭部の髪の毛にはあまり症状がみられないという特徴があります。

薄毛が気になり始める年齢も進行具合も人によって異なるので、年齢に関係なく早めに症状に気付き、対策を始めることがとても重要です。

症状が悪化してしまうと、AGAの治療が手遅れになってしまう場合もあります。

抜け毛が増えてきた、髪が薄くなってきたと感じたら、手遅れになる前に対策を始めましょう。

AGAの治療が困難で手遅れなケースについて

AGAの治療が困難となり、手遅れとなってしまうケースはどのようなときでしょうか？

繰り返しますが、AGAは進行するタイプの脱毛症です。

まだ大丈夫だろう…と放っておくと、少しずつ進行してしまいます。

そのため、治療をすれば回復が見込める初期段階で気付くことが何よりも大切なのです。

薄毛の症状が進行してしまうと、治療を始めたとしても改善するまでに時間がかかります。

また、治療が困難な状態まで進行してしまうと、回復が期待できないことも…。

髪の毛は、根元にある毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで成長します。

薄毛を回復させるためには、この毛母細胞の存在がとても大切です。

毛母細胞が死んでしまうと、治療をしても髪の毛が再び生えてくることはありません。

AGA治療が手遅れといわれるのは、毛母細胞が死んでしまったケースです。

AGAの治療は、毛母細胞が生きているうちに行うことがとても重要なのです。

 

参考：https://komiyama-iin.com/post-172627/

 

加齢によって変わるヘアサイクルについて

加齢によって、ヘアサイクルにも変化が起こります。

髪の毛にも寿命があり、ある程度成長を続けると成長が止まり、やがて抜け落ちるというサイクルを繰り返しています。

ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」に分かれていて、年齢とともにこのヘアサイクルにも変化が生じるのです。

若い頃は「成長期」にある髪の毛の割合は、全体の約9割といわれています。

しかし、加齢にともない「成長期」の髪が減り、「退行期」や「休止期」にある髪の毛が増えてしまいます。

これはいわゆる老化現象の一つなので、避けては通れない現象です。

また、ヘアサイクルの変化は、加齢によるものだけではありません。

遺伝や男性ホルモンによる影響も大きいといいます。

AGAは、男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロンに変換され、これが毛乳頭細胞の働きを抑えてしまうことで起こると考えられています。

この男性ホルモンの影響を受けるのが、男性は主に前頭部や頭頂部の髪の毛なのです。

男性ホルモンの影響を受けた髪の毛は、ヘアサイクルが乱れてしまいます。

数年間続くはずだった成長期が数ヵ月に短縮されてしまい、十分に成長しないうちに髪の毛が抜けてしまうのです。

これがAGAで薄毛になる原因と考えられています。

 

参考：https://health.suntory.co.jp/professor/vol7/

 

AGAの治療が手遅れかはどう判断する？

AGAの治療が手遅れかどうかは、どのように判断すれば良いのでしょうか？

AGAが進行しているか否かは、抜け毛の量や薄毛の状態を見れば、ある程度は想像できます。

しかし、治療が手遅れかどうかを判断するのは難しいでしょう。

回復が望める状態か、それとも、治療が困難な状態なのか？

これを判断するのは、毛母細胞の状態を確認しないといけないからです。

当然ですが、自分では判断できません。

治療が可能な状態かどうかは、医療機関で検査を受けるなどして判断してもらいましょう。

AGA治療が手遅れにならないように早期相談を！

AGA治療が手遅れとならないためには、早期相談を心がけましょう。

AGAは、症状が進行すればするほど回復が難しくなり、中には治療が困難といわれるケースも存在します。

また、AGA治療は保険適用外の自由診療となるため、治療期間が長くなればなるほど治療費の負担増は避けられません。

早期に治療を開始すれば改善が期待できるケースも多いですが、薄毛の症状が出始めてから何年も放置してしまうと、毛母細胞が死滅し手遅れになってしまいます。

「これくらいならまだ大丈夫だろう」と素人判断で放置せず、「AGAかもしれない」と思ったら早めに専門家に相談しましょう。

まとめ

AGAは放置すればするほど治療はどんどん難しくなり、改善する確率も下がります。

治療が困難かどうかのポイントは、髪の毛の毛母細胞がまだ生きているかどうか。

ヘアサイクルが乱れているにも関わらず、長い時間放置してしまうと、毛母細胞が死んでしまい、AGA治療をしても回復が望めなくなってしまいます。

時間の経過とともに症状は進行してしまうため、早期発見、早期治療が何よりも大切です。

手遅れにならない初期の段階で、対策をするようにしましょう。