ドライヤーを当てている最中に大量の抜け毛が手に絡みついてきたら、びっくりしますよね。
シャンプーをした後や髪をセットするときなど、毎日のようにドライヤーを使っている方は多いはず。
しかし、「あなたはドライヤーを正しく当てていますか?」と聞かれたら、自信をもって「はい」と答えられる方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回はドライヤーの正しい当て方について解説します。ぜひ覚えてください。
抜け毛の予防に正しいドライヤーの当て方を覚えよう
抜け毛を予防するためにも、正しいドライヤーの当て方を覚えましょう。
ドライヤーを当てるとき、頭皮からどれくらい離していますか?
熱くない程度に離しているつもりでも、案外距離が保てていないことが多いようです。
ドライヤーの温風は予想以上に高温です。最低でも20cmは離したいところ。
そして、同じ場所には長く当てないことも大切です。
熱風によって頭皮や髪がダメージを受けてしまうと、それが抜け毛につながります。
頭皮とドライヤーの距離に注意し、抜け毛を予防しましょう。
ドライヤーで抜け毛が落ちるからと自然乾燥はNG
ドライヤーを当てると抜け毛がたくさん落ちるからイヤ…と、自然乾燥している方もいるようですが、それはNG行為です。
ドライヤー中に大量の髪が抜けたと感じる方は多いですが、実際はドライヤーをしたから抜けたわけではなく、シャンプーをしているときに抜けた髪の毛の可能性が。
成長が終わり、あとは抜けるのを待つだけの髪の毛は、ブラッシングやシャンプーなどちょっとした刺激で抜け落ちます。
シャンプーをしたときに自然脱毛が増えるのは当然のことなのですが、髪の毛が濡れているときはキューティクルが開いているため、髪の毛と髪の毛が絡みつきやすく、落ちずに留まっていることが多いのです。
シャンプー後にドライヤーの風を当てると、髪が乾きキューティクルも閉じます。
すると、絡みついていた抜け毛がスルッと落ちるため、ドライヤー中に抜け毛が多いと感じてしまうのです。
つまり、ドライヤーで抜け毛が落ちるのではなく、抜けていた毛がドライヤーを当てたタイミングで落ちただけなのです。
また、熱風で頭皮や髪の毛が傷むから自然乾燥の方が良いと思っている方がいたら、今すぐ考えを改めてください。
自然に乾くまで放っておく方が、ダメージが大きいので要注意です。
濡れたままの状態で長時間放置すると、夏は菌が繁殖しやすくなるため、ニオイやかゆみの原因になったり、抜け毛が増えたりしてしまいます。
冬は頭皮が冷えて血流が悪くなり、やはり抜け毛を増やす原因になってしまうのです。
自然乾燥は髪が傷まないどころか、頭皮トラブルを引き起こしてしまうこともあります。
NG行為を続けていると、薄毛につながることもあるので注意しましょう。
ドライヤーの前にタオルで髪の毛をしっかり拭く事
ドライヤーをする前には、タオルで髪をしっかり拭く事を忘れないようにしましょう。
髪の毛についている余分な水気は、タオルドライでしっかりとることが大切です。
シャンプーをしたら、まずはタオルで地肌を拭き、髪の毛の水気もしっかりと拭き取ります。
髪のキューティクルを傷つけないように、濡れた髪の毛はゴシゴシこすらず、優しく丁寧に水気をタオルに吸わせるのがポイントです。
ドライヤーを当てるのは、タオルである程度水気を拭き取ってから。
抜け毛を予防するなら、ドライヤーを使う時間はできるだけ短くしたいですよね。
そのためにも、ドライヤー前のタオルドライは丁寧に行いましょう。
抜け毛予防の正しいドライヤーの使い方
抜け毛予防に大切な正しいドライヤーの使い方をマスターしましょう。
タオルドライをしたら、ドライヤーを頭皮から20cmくらい離し、乾きにくい場所から風を当てていきます。
髪を持ち上げながら根元を乾かすように意識すると、自然と毛先も乾きます。
最初は温風で少し乾かし、冷風でさまし、また温風で乾かすというように、温度の違う風を切り替えながら当てると、髪のパサつきを抑えることができます。
温風と冷風が交互に出る設定や、頭皮や髪に優しい低温の風が出る「スカルプモード」があるドライヤーもあるので、上手に使うと良いでしょう。
最後は冷風でさますことも忘れずに。こうすると、地肌のムレも防げます。
参考:https://beauty.epark.jp/hair/article/bc-1/mc-73/sc-76/writing-000288/
まとめ
ドライヤーの正しい当て方、もう覚えましたか?
間違った知識でNGな使い方をしていると、頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまい、抜け毛を予防するどころか、逆に抜け毛を増やしてしまうこともあるので注意が必要です。
また、ドライヤー中の抜け毛が多いのは、シャンプーで抜けた髪の毛が乾いて落ちただけと知り、ホッとした方も多いのではないでしょうか。
頭皮を清潔に保つためには、シャンプー後は自然乾燥ではなく、しっかりとドライヤーで乾かすことが大切です。
正しいドライヤーの当て方をマスターし、抜け毛予防を心がけましょう。