20代でもびまん性脱毛症になる事はあるの？年齢は関係ない？

薄毛の悩みと言うとある程度の年齢を重ねてからというイメージがありませんか？

たしかに若い頃より40代以降の方が、薄毛の悩みを抱える確率は高まります。

だからと言って20代で脱毛症にならないかと言うと、そんなことはありません。

脱毛症のうち、とくにびまん性脱毛症は20代でも比較的なりやすい脱毛症なので気をつけることが必要です。

少し難しい名前のびまん性脱毛症について、原因や予防法などをご紹介します。

20代であってもびまん性脱毛症になることがある

薄毛は男性と女性で共通点もあれば違っている点もあり、原因や対処法もそれぞれに異なります。

男性がなる薄毛で多くの人がパッと思いつくものと言えば、AGAがありますよね。

AGAは男性ホルモンの変性が原因となって発症する薄毛。

男性は3人に1人がAGAで悩んでいるのに対し、女性がFAGA（女性男性型脱毛症）になる割合は高くありません。

その代わりとして女性に多いのが、女性ホルモンの関与により引き起こされる薄毛。

代表的なものに産後の薄毛があり、出産後の多くの女性が薄毛の悩みを経験するとされています。

びまん性脱毛症も、女性がなりやすい脱毛症です。

男性でも発症するケースはあるものの、その多くはAGAと一緒に引き起こされています。

びまん性とは、広く、の意味。

円形脱毛症のように局所的に髪の毛の抜け落ちが起きるのではなく、頭部全体での毛量減少が見られます。

どこかに脱毛部分ができるわけでもありません。

そのため気づきにくく、脱毛症だとわかったときには進行が進んでいることが多いという特徴があります。

20代の方でもびまん性脱毛症で悩んでいる方は多い

女性の薄毛はパーマやカラーリング、間違ったヘアケアで髪の毛にダメージを与えることが原因となって、よく引き起こされます。

また、まとめ髪で無理矢理引っ張って牽引性脱毛症となることも。

おしゃれに意欲的な若い女性はとくにこれらを原因とした薄毛にならないように気をつける必要があります。

また20代女性は学生から社会人になるなど生活が一変したり、仕事で忙しい毎日を送ったりする時期。

結婚や出産、育児などを経験し、追われるようい日々を過ごす女性も多いでしょう。

ヘアケアにかける時間がなくなったり、体調を崩しがちになったりして薄毛になる可能性が高いのも20代。

20代という若さゆえに引き起こされやすい薄毛もあるので、十分な注意が必要です。

びまん性脱毛症も20代女性が気をつけなくてはならない脱毛症の1つ。

実際にびまん性脱毛症の悩みを抱えている20代女性もたくさんいます。

20代の若いうちからびまん性脱毛症の予防をしよう

びまん性脱毛症の特徴は気づいたときには進行が進んでいるケースが多いこと。

とくに20代女性は薄毛への関心が低いこと、多忙なことから初期のうちの対策が難しくなっています。

このような20代女性がびまん性脱毛症で悩まないためには、予防をすることが何よりも大切。

そのためには規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動、良質な睡眠が欠かせません。

丈夫で病気に負けない健康な体づくりは、びまん性脱毛症をはじめとする様々な脱毛症予防につながります。

20代で若いからと言って過信せず、良い生活習慣を身につけて薄毛対策をしましょう。

びまん性脱毛症はホルモンバランスの乱れが関係？

びまん性脱毛症の原因となるものの1つに、女性ホルモンによる影響があります。

女性ホルモンは髪の発毛・育毛にも大きく関わっています。

そのため年齢を重ねた女性の薄毛原因として、加齢による女性ホルモンの減少が挙げられます。

女性ホルモンには女性の体を男性とは違う女性らしいものにするという働きがあるため、女性を象徴する美しい髪の毛つくりにも関わっているわけです。

びまん性脱毛症は髪の毛づくりにも関係する女性ホルモンの、バランスが乱れることを原因の1つとして引き起こされます。

ホルモンバランスは些細なことで乱れやすいので、十分な注意が必要ですよ。

20代のびまん性脱毛症はストレスも関係しているのか？

びまん性脱毛症の原因になると考えられるものには、ストレスもあります。

ストレスは他の脱毛症の発症にも深く関わっている、薄毛にとっては天敵のような存在ですよね。

自律神経を乱し、様々な体調不良や疾患を招きます。

髪の正常な発毛や育毛も阻害して、脱毛症発症の引き金となることも。

20代のびまん性脱毛症もストレスによって引き起こされるケースも少なくありません。

ストレスになりそうなことは可能な範囲で避けたり、発散・解消に努めたりしましょう。

まとめ

びまん性脱毛症は20代でもなる可能性がある脱毛症。

頭部全体の髪の毛が次第に薄くなり、発症に気づきにくいことが特徴です。

原因にはホルモンバランスの乱れやストレスが考えられます。

年齢に関係なく、若くても発症するので対策も早いうちに始めましょう。

生活リズム、食事、運動、睡眠に気をつけることが、びまん性脱毛症予防に効果的。

健康維持に努め、髪の毛の健康も守りましょう。