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枕に大量の抜け毛が!?これってもしかして薄毛の前兆?

2020.8.25

2020.8.25

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朝起きたときに、枕に大量の抜け毛が落ちているのを見て驚いたことはありませんか?
こんなに抜けたら、髪が薄くなってしまうのではないかと心配になる方も少なくないでしょう。
実際のところ、枕についた抜け毛の量を気にすべきなのか、どのくらいの本数なら安心できるのか気になるところですよね。
今回は、注意すべき抜け毛の本数から、寝ている間に枕に抜け毛が落ちる理由、抜け毛を増やすNG行動など、枕につく抜け毛について解説いたします。

枕に抜け毛が落ちているのは普通?

目が覚めたとき、枕に抜け毛が落ちているのは普通のことなのでしょうか?
結論から先に言うと、普通のことです。
抜け毛の量に差こそあるものの、誰でも枕やシーツに抜け毛がついているもの。
抜け毛が1本も落ちていないというケースは、まれです。

それよりも気にすべきなのは、抜け毛の本数です。
今までよりも明らかに抜け毛が多いと感じたときは、頭皮や髪に何らかの異常が起きている可能性も考えられます。
では、枕についた抜け毛の本数がどのくらいだと危険なのでしょうか?
以下で、解説いたします。

何本枕に抜け毛が落ちていると危険?

1日の抜け毛の量の平均は、約50~100本程度と言われています。
このうち、シャンプーをするときの抜け毛の量が、およそ半分くらい。
残りは、ブラッシングをしたときや寝ているとき、髪をかき上げたとき、そのほかのときに抜けています。

枕に落ちている抜け毛の本数は、10~20本くらいまでなら心配いりません。
これ以上抜け毛が落ちている場合は、脱毛症の可能性もあるため、注意する必要があります。
抜け毛の量が多いときは、次のような特徴がないか、抜け毛の状態をチェックしてみましょう。

●髪がやせ細っている
●毛根が細くとがっている、または毛根がない
●毛根の根元が黒い

このような特徴の抜け毛が見られるときは、ヘアサイクルの乱れや栄養不足、何らかの脱毛症の可能性があります。
適切なケアをしないと抜け毛がさらに増え、薄毛に進行する恐れもあるので、早めに対処しましょう。
心配なときは、一度専門家に相談することをおすすめします。

なぜ寝ている間に枕に抜け毛が落ちるのか?

人は誰でも寝ている間に、抜け毛が何本か枕に落ちるもの。
なぜ睡眠中に髪が抜けるのでしょうか?

1.寝返り

私たちが寝ている間、顔の向きを変える、寝返りを打つなど、知らず知らずのうちに動いているものです。
そのとき、髪が軽く引っ張られたり、枕やシーツなどとこすれたりすることで、髪が自然と抜けてしまうのです。
頻繁に寝返りを打つ人や寝相の悪い人ほど、この傾向が強くなります。

2.枕カバーの素材

枕カバーの素材が、凹凸のあるタイプや硬くてゴワゴワしたタイプだと、髪とこすれて摩擦が起きやすくなり、抜け毛の原因になります。
できるだけ手触りの柔らかい、なめらかな素材の枕カバーを選びましょう。
また、枕カバーはこまめに洗って雑菌が繁殖しないように清潔に保ってくださいね。

3.髪がもつれている

シャンプーの後、髪のもつれや絡みをときほぐさずに寝てしまうと、摩擦が起こりやすく抜け毛も増えます。
寝る前に髪を乾かしながら、もつれをほぐすようにしましょう。

抜け毛が多い季節もある?

抜け毛が増える原因の一つに、「季節」があります。
1年のうち抜け毛が多くなるのは秋。
その理由は、夏に受けた髪や頭皮のダメージの影響が表面化するからです。
夏は紫外線が強いため、UVケアをしっかりしてから出かける人も多いでしょうが、意外と忘れがちなのが頭部のUVケア。
スプレータイプのUVケアや帽子などで予防しないと、頭皮や髪が紫外線によるダメージを受けてしまいます。

紫外線によるダメージとは?
■頭皮が乾燥し、バリア機能が低下する
■日焼けによって頭皮が赤くなり、ヒリヒリする
■かゆみが出たりフケが出たりする
■肌老化が進む
■体内で活性酸素が増える

このような「頭皮環境の悪化」は、髪の生育にも影響を及ぼし、秋になると髪が細くなったり、抜け毛が増えたりするようになります。
この他にも、夏バテや暑さによる食欲不振などから来る「栄養不足」・「睡眠不足」の積み重ねも、抜け毛をまねきます。
秋の抜け毛を防ぐには、夏の間、頭部もしっかりUVケアをすることと、食事で足りない分はサプリ等で栄養補給をすること、環境を整えて良質な睡眠をとることなどを心がけましょう。

髪の毛が濡れたまま、ヘアワックスがついたまま寝るのはNG

寝ている間の抜け毛をまねくNG行動を2つ、ご紹介します。

髪が濡れたまま寝る

通常、髪はうろこのような形状の「キューティクル」に覆われており、しっかり閉じて髪を守っています。
キューティクルは濡れると開く性質があるため、シャンプーのあと髪を乾かさないと、キューティクルは開きっぱなしの状態に…。
すると、キューティクルの隙間から髪の中の水分や栄養分が出てしまい、髪はパサついて、艶がなくなります。

また、キューティクルが開いている髪はとても弱く、ちょっとした摩擦や刺激でキューティクルが剥がれてしまいます。
そのまま寝ると枕とこすれて髪が傷むだけでなく、抜け毛や切れ毛も発生しやすくなるのです。

さらに、頭を濡れたままにしておくと頭皮にも悪影響を及ぼします。
頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなり、それによって頭皮の炎症や発赤、かゆみ、湿疹などを引き起こすことも。

枕に落ちる抜け毛を減らすためには、シャンプー後にきちんとドライヤーで乾かしてから寝ること。
ドライヤーをかけるときは温風で乾かしたあと、最後に冷風でしっかりキューティクルを閉じるのがポイントです。

ヘアワックスがついたまま寝る

ヘアワックスなどの整髪料をつけたまま寝ると、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。
その結果、頭皮が赤く炎症を起こし、かゆみが出たりするので注意しましょう。
これは、すすぎが不十分でシャンプーが残っているときも同じ。
すすぎ残しのないように、しっかりとシャンプーを洗い流してくださいね。

また、整髪料で髪が固まっていると、寝ている間に摩擦が起こりやすく、抜け毛や切れ毛の原因になります。
髪や頭皮のためには朝ではなく、夜のうちにシャンプーをして清潔な状態にしてから寝るようにしましょう。

まとめ

枕に抜け毛が落ちるのは、寝返りや枕カバー、髪のもつれによる摩擦が主な原因です。
抜け毛の量が1日13本(30本の間違い?)くらいまでなら、心配する必要はありません。
ただし、抜け毛が異常に多いときは、脱毛症が原因となっている可能性もあるので、抜け毛に異常がないかチェックしてみましょう。
枕につく抜け毛を減らすためには、寝る前に髪を洗う、シャンプー後はしっかり髪を乾かす、枕カバーを清潔に保つなどを心がけてくださいね。

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