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タバコは抜け毛が増える原因に?禁煙に挑戦して抜け毛予防!

タバコを吸う人が気をつけたいのが、髪や頭皮への影響です。

タバコはさまざまな健康被害をもたらすと言われていますが、実は抜け毛や薄毛などを引き起こす一因でもあります。

「どうしてタバコを吸うと抜け毛が増えるの?」

「タバコを止めたら抜け毛はおさまる?」

今回はこのような疑問にお答えするとともに、タバコと抜け毛の関係性や禁煙で抜け毛が減るのか、抜け毛・薄毛の原因と対策についてご紹介します。

タバコと抜け毛の関係性について

タバコの煙に含まれる3大有害物質が、「ニコチン」・「タール」・「一酸化炭素」

これらの有害物質は体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、その中で抜け毛に関係性があるのが次の4つの影響です。

1.血行不良

ニコチンとタールには血管を収縮させる作用があり、血行不良を引きおこします。

2.酸素不足

喫煙で発生した一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結びついてしまうため、体内が酸素不足に陥ります。

3.活性酸素の発生

タバコを吸うと、体内に大量の活性酸素が発生します。

活性酸素は老化を早め、ビタミンCの消費を早めます。

4.エストロゲンの減少

喫煙は女性ホルモン、とくにエストロゲンの低下をまねきます。

エストロゲンは女性の美しさと健康に深く関わっているため、エストロゲンが減少することによって肌や髪にトラブルが生じやすくなります。

タバコはなぜ体だけでなく髪にも良くないのか?

タバコを吸うことによって起こる「血行不良」や「酸素不足」、「活性酸素の発生」、「女性ホルモンの低下」は、抜け毛と密接な関係があります。

それぞれがなぜ髪や頭皮に良くないのか、その理由を解説しましょう。

血行不良

髪をつくるためには、原料となる栄養と酸素が欠かせません。

栄養と酸素は血液によって毛根まで運ばれていますが、タバコを吸うことで血行不良になると運搬が滞ってしまい栄養不足になります。

原料がなければ髪の毛はつくれず、成長もできないため、髪は痩せて細くなり抜け毛が増えてしまうのです。

酸素不足

通常、酸素は血液中のヘモグロビンと結びついて体の隅々まで運ばれています。

ところがタバコによって発生した一酸化炭素がヘモグロビンと結びついてしまうと、酸素を運べなくなるため体が酸欠状態になります。

頭皮が酸欠状態になると毛母細胞の働きが弱まり、髪の生育に支障をきたしてしまうのです。

活性酸素の発生

タバコを吸うと体内に活性酸素が過剰に発生し、頭皮の老化をまねきます。

頭皮は髪が生える土台となる場所なので、頭皮環境の悪化は抜け毛や薄毛、白髪につながりやすくなるのです。

また、活性酸素を除去するために抗酸化作用のあるビタミンCが大量に消費されると、ビタミンC不足によってコラーゲンの生成が不十分になります。

すると、頭皮の弾力やハリが低下し、頭皮環境も悪くなります。

女性ホルモンの減少

タバコによる影響で卵巣の機能が衰えると、女性ホルモンが減少します。

とくに髪や頭皮の健康と関わりの深い「エストロゲン」の分泌量が低下することで、抜け毛や髪のハリ・コシの低下などのトラブルが起きやすくなるのです。

単純に禁煙するだけで抜け毛は減る?

タバコによる抜け毛を防ぐためには、禁煙するのが一番。

たとえタバコの量を減らしたとしても、喫煙している限り抜け毛や薄毛のリスクはなくならないので、きっぱり止めることが大切です。

では、禁煙さえすれば抜け毛は減るのでしょうか?

結論を先にお伝えすると、禁煙だけでは抜け毛は減りません。

なぜなら、抜け毛の原因がタバコだけとは限らないからです。

たしかにタバコを止めることで喫煙による悪影響を受けなくなるので、抜け毛のリスクは減らせます。

しかし、抜け毛は複数の原因が重なって起こっているケースも多く、禁煙をしても他の原因が残っていると改善しにくいのです。

抜け毛や薄毛を予防・改善するためには、何が原因となっているのかを把握し、解消していく必要があります。

抜け毛・薄毛の原因は様々

抜け毛や薄毛には、様々な原因があります。

自分にあてはまるものがないか、チェックしてみましょう。

脱毛症

AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)など、脱毛症が原因で抜け毛が増えることもあります。

髪が細くなり髪のボリュームが減った、地肌が透けて見えるという場合は、脱毛症の可能性もあるため注意しましょう。

栄養不足

無理なダイエットや偏食による栄養不足は、髪の生育に支障をきたします。

とくに髪の生成に必要とされる「タンパク質」・「亜鉛」・「ビタミンB6」が不足すると、髪痩せにつながり、髪が抜けやすくなるので意識して摂取する必要があります。

また、インスタント食品や加工食品に含まれる添加物には、亜鉛の吸収を妨げる働きがあるので、できるだけ避けましょう。

生活習慣の乱れ

睡眠の質の低下や運動不足、喫煙、過度の飲酒など、生活習慣の乱れも抜け毛の原因のひとつ。

薄毛の原因でもあるので、予防・改善するためには見直しが必要です。

ストレス

ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れて血管が収縮し、血行不良を引きおこします。

ストレスの自覚がある人は、注意してくださいね。

間違ったヘアケア

シャンプーやドライヤー、ブラッシングなど毎日のヘアケアのやり方が間違っていると、髪や頭皮にダメージを与え抜け毛につながります。

抜け毛予防にタバコを止めると同時に生活習慣の見直しも

抜け毛予防には、抜け毛の原因を解消することが大切です。

そのためにまずはタバコを止めること、そして生活習慣の見直しやストレス軽減、正しいヘアケアを心がけましょう。

■タンパク質やビタミン、ミネラルを中心に栄養バランスの整った食事をとる

■成長ホルモンの分泌を促すために、4時間以上続けて熟睡できる環境を整える

■ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を継続する

■自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレスを溜めない

■お酒は適量にとどめ、休肝日を設ける

■髪や地肌に優しく洗い上げるアミノ酸系シャンプーを使う

■シャンプー後はドライヤーで乾かして、頭皮の蒸れや雑菌の繁殖を防ぐ

■毎日、シャンプー前に頭皮マッサージを行い、頭皮の血行を促進する

抜け毛・薄毛が気になり出したらまずは専門家まで

抜け毛や薄毛が気になるときにとるべき行動は、2つあります。

1つ目はタバコを止める生活習慣の見直しをする、シャンプーを変えるなど、自分でできる抜け毛・薄毛対策を始めること。

2つ目は、専門家に相談すること。

抜け毛や薄毛は、病院の皮膚科や薄毛専門クリニック、薄毛専門院などで相談できます。

しかし、「抜け毛が増えたくらいで相談してもいいの?」と思ってしまう方も多いかもしれませんね。

病院は敷居が高いと感じる方には、専門院がおすすめです。

薄毛専門院では薄毛はもちろん、抜け毛や頭皮のトラブルなど、髪と頭皮のことならどんなことでも相談にのってもらえます。

初期のうちに専門家にみてもらい、適切なアドバイスをもらうことが、抜け毛・薄毛の改善への近道になりますよ。

まとめ

タバコは抜け毛や薄毛の原因のひとつ。

タバコが抜け毛を増やす理由としては、血行不良や酸素不足、活性酸素の発生、エストロゲンの減少などがあげられます。

抜け毛を予防するためには、タバコを止めると同時に生活習慣やヘアケアの見直し、ストレス解消などを心がけることが大切です。

また、抜け毛や薄毛が気になり始めたら、専門家に相談して適切なアドバイスをしてもらいましょう。

早めに対策を始めることが、抜け毛の予防・改善のコツです。