「最近、髪が薄くなってきたんじゃない?」
友人や家族の何気ない一言をきっかけに、薄毛が気になりだした方も多いのではないでしょうか?
しかし、あまりにも薄毛を気にしすぎると、症状が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。
そこで今回は、薄毛を気にしすぎる方に、薄毛の対策について解説します。
薄毛を必要以上に気にしすぎていませんか?
あなたは薄毛を必要以上に気にしすぎていませんか?
加齢に伴い、誰しも多少は髪の毛の量や質感に変化を感じるようになります。
これは年齢によるホルモンバランスの変化やヘアサイクルの乱れによるもの。
体や細胞が年齢とともに老化するように、髪の毛も老化するのです。
しかし、年齢を重ねても髪が薄くなる人もいれば、あまり薄くならない人もいますよね。
これには男性ホルモンや遺伝などが関わってきます。
男性型脱毛症(AGA)は、主に前頭部や頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です。
AGAになると、男性ホルモンの影響で髪の成長が抑えられ、ヘアサイクルが乱れます。
私たちの髪の毛は、生えてから抜けるまでの間、髪が太く長く伸びる「成長期」→毛根が徐々に衰える「退行期」→完全に退化してしまう「休止期」を経て、再び新しい髪が生えて成長するというサイクルを繰り返しています。
男性ホルモンの影響で成長期が短くなると、十分に成長できなくなった髪の毛が細く短いまま抜け落ちてしまいます。
ヘアサイクルが短くなった髪の毛が増えると、薄毛になるのです。
一方、女性も加齢によって薄毛になる方が増加します。
これは男性女性型脱毛症(FAGA)と呼ばれ、加齢による女性ホルモンの減少が主な原因と考えられています。
しかし、栄養バランスや生活習慣の乱れ、ダイエットや間違ったヘアケアなど、いくつもの要因が複雑に絡み合って起こるケースも多いといわれています。
FAGAの場合はAGAのように部分的に薄毛になるのではなく、頭頂部が広く薄くなったり、全体的に髪のボリュームが減ったりするのが特徴です。
薄毛は年齢を重ねると誰にでも起こりうる老化現象の一つです。
もちろん、男性ホルモンや遺伝、生活習慣などさまざまな要因が影響するため、同じように年齢を重ねたとしても、薄毛になる人もいればならない人もいます。
しかし、必要以上に気にしたところで、薄毛が改善するわけではありません。
実は気にしないのが一番なのです。
参考:https://health.suntory.co.jp/professor/vol7/
気にしすぎが薄毛を悪化させるという悪循環を招く
気にしすぎは薄毛を悪化させ、さらなる悪循環を招くことになるので要注意です。
人は交感神経と副交感神経をバランス良く働かせることで、自律神経のバランスを保っています。
ストレスを受けると交感神経が優位になり、血管を収縮させてしまいます。
頭皮の血流が悪くなると、髪の毛にも十分な栄養が届かなくなり、それが抜け毛の増加や薄毛を招いてしまうのです。
薄毛対策には適度にストレスを発散し、ストレスをためない工夫をすることが重要です。
常に薄毛のことばかり考えていては、逆にストレスがたまります。
薄毛を気にすることがストレスになってしまっては、さらに血行不良を招くなど悪循環に陥る可能性も…。
薄毛を気にしすぎることは、薄毛対策としては逆効果。
症状を悪化させてしまう可能性もあるので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
一番の対処法は「堂々としていること」
一番の対処法は、堂々としていることです。
薄毛に悩んでいる多くの人は、他人の目を気にしすぎる傾向があります。
あなたが思っているほど、人はあなたのことを気にしていません。
人の視線ばかりを気にしていると、ストレスもたまります。
できるだけ気にしないことです。
また、自分が感じているほど、実際の症状はひどくないケースも多いといいます。
薄毛の捉え方は、あくまでもあなたの主観によるもの。
自分では「ひどい薄毛だ」と思っていても、他の人から見れば「それほど薄くない」かもしれません。
薄毛だから…と自信のない振る舞いをするよりも、薄毛など気にせず堂々としていた方が魅力的に見えますよ。
薄毛対策の為に地道な日々の対策も大切
薄毛対策の為には、日々の地道な対策も大切です。
男性の薄毛も、女性の薄毛も、ヘアサイクルが乱れることによって起こります。
しかし、そのヘアサイクルの乱れを引き起こす要因は、生活習慣の乱れやストレス過多の生活など人それぞれです。
薄毛を気にする方は、薄毛を招いている根本原因から見直すことが大切です。
そのためには、日々の生活を振り返り、自律神経やホルモンバランスの乱れを招いている要因がないかチェックしてみましょう。
睡眠不足や喫煙、お酒の飲みすぎや偏った食生活、ストレスを溜め込んではいませんか?
また、薄毛を気にするあまりシャンプーする回数を減らしたり、逆にシャンプーをしすぎたりしていると、頭皮環境の悪化を招き、それが薄毛につながることもあるので注意が必要です。
ひとつひとつは些細なことかもしれませんが、小さなことでも日々積み重なっていくと、自律神経やホルモンバランスの乱れを招くこともあります。
薄毛が気になる方は、ヘアサイクルの乱れにつながる要因を一つずつ改善するように心がけましょう。
その地道な日々の努力が、何よりの薄毛対策となるのです。
参考:https://customlife-media.jp/thinning-hair-countermeasure
まとめ
薄毛は一度気になりだすと、人の視線までも気になって仕方がなくなるものです。
しかし、薄毛を必要以上に気にするとストレスを溜め込みやすくなり、さらに薄毛を招くという悪循環に陥る可能性もあるので注意しましょう。
薄毛など気にせず堂々としているのが一番ですが、薄毛を招いている根本原因から取り除くことも忘れてはいけません。
日々の生活を見直し、薄毛を招いている要因を地道に改善していくことが大切。
それが薄毛対策となり、薄毛の改善につながるのです。