「髪の毛が一日〇〇本抜けたらと危険?」ということをネットで検索して目にしたことはありますか。
急に抜け毛が増えれば驚いてしまい、一日に何本抜けたら危険なのか気になりますよね。
抜け毛の原因になる間違ったヘアケアや生活習慣を避けることで、抜け毛を減らすことができます。
こちらでは、一日の抜け毛の本数や抜け毛の本数が増える習慣、一日の抜け毛の本数を減らす対策について解説いたします。
一日に何本抜け毛があると危険なの?
髪の毛には成長して自然に抜け落ちていくというヘアサイクルがあり、健康な髪の毛であれば約3年から6年で髪の毛が成長して抜けるということを繰り返しています。
一般的には、一日に50本から100本程度は自然に抜けると言われています。
日本人の髪の毛は平均で約10万本あり、10%~20%にあたる1万~2万本が休止期で抜けようとしている状態にあります。
休止期の期間は3、4ヵ月と言われていますので、4ヵ月間で休止期の髪の毛1万本が自然に抜けて、一日あたりの抜け毛の本数を計算すると、「10,000本÷120日(30日×4ヵ月)= 約83本」となり、一日に平均83本ほど抜けていることになります。
一日に200本抜ける場合は4ヵ月で24,000本、頭皮の24%が休止期の状態なので驚いてしまいますよね。
抜け毛に良くないとされる習慣について
抜け毛に良くない習慣を繰り返していることが、抜け毛が増える原因のひとつになってしまいます。
抜け毛に良くないとされる習慣のうち、下記のどの項目が当てはまるものかチェックしてみましょう。
・仕事や勉強による睡眠不足
・仕事やプライベートなど人間関係で強いストレスを抱えていたり、
受験勉強によるストレスがある
・毎日、外食やカップ麺、コンビニ弁当ばかりで偏った食生活をしている
・お酒を毎日たくさん飲む
・たばこを吸っている
・ダイエットで食生活が偏っている
・髪を乾かさず、自然乾燥のまま寝てしまう
・朝シャンを頻繁にしたり、力を入れてゴシゴシ髪や頭皮を洗いすぎている
・洗髪のすすぎ不足で汚れが頭皮に残っている
・セット力が強い整髪料を使っている
・血管を収縮させて血流を悪くする作用がある痛み止めや血圧調整剤を
服用している
・エアコンの効いた乾燥している室内にいる時間が長い
抜け毛に良くないとされる習慣を自分でチェックしてみて、いくつ当てはまったでしょうか。
当てはまった習慣が原因となって抜け毛を引き起こしている可能性もあるので、抜け毛に良くないとされる習慣を見直して抜け毛対策を行っていきましょう。
いつから一日の抜け毛の本数が気になりだしましたか?
一日の抜ける本数は生活習慣や時期、体調によって変わり、一日の抜ける本数がいつも同じとは限りません。
抜けやすい時期では200本ぐらい抜ける日もあれば、一日の抜け毛が30本ほどの時期もあるので、抜けにくい時期であれば一日の抜け毛が50本以上になったら危険という場合もあるのです。
季節の変わり目はヘアサイクルが崩れやすく、特に夏の間は紫外線などによってダメージを受けることで、遅れて秋頃から一日の抜ける本数が多くなります。
入学、就職、転勤などの季節でもある春は、環境の変化でストレスがたまり、抜け毛が増えやすい時期です。
いつから一日の抜け毛の本数が気になりだしたかを考えてみると、抜け毛の原因が季節の変わり目であると気づけば抜け毛を減らす対策がしやすくなります。
一日の抜け毛の本数を減らす対策について
毎日のシャンプーの習慣をまず見直してみましょう。
38度くらいのぬるま湯ですすぎ、洗浄力の弱いシャンプー剤で洗いすぎないようにしっかりと汚れを落として清潔に保ち、髪の土台である頭皮環境をととのえましょう。
頭皮が乾燥しているのに洗浄力が強いシャンプーを使うと、頭皮環境が悪化してしまいます。抜け毛を減らすためには、アミノ酸系洗浄成分や天然ミネラルを配合した低刺激のシャンプーに替えることもひとつの対策です
さらに、セット力が強い整髪料が原因で抜け毛が増えることもあるので見直してみましょう。
髪の毛はケラチンタンパク質というタンパク質によってつくられていますので、髪の材料となるタンパク質とともに、亜鉛、カルシウム、ビタミンなどの栄養素をバランスよく摂るようにしましょう。
過度なストレスは血管が収縮すると頭皮環境が悪化することにつながってしまうので、一日の抜け毛の本数を気にしすぎてストレスを溜めこまないように心配しすぎないようにしましょう。
まとめ
抜け毛が増える原因には、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、シャンプーで洗いすぎ、痛み止めや血圧調整剤を服用などがあげられます。
季節の変わり目など抜けやすい季節もあるので一概には言えませんが、一日の抜け毛が50本以上になったら危険な場合があるのです。
バランスのとれた食生活を心がけ、ストレスを減らしてしっかり睡眠をとることでヘアサイクルをととのえて抜け毛対策を行いましょう。
無意識にしている習慣が抜け毛の原因になっていると気づかないこともありますので、専門家に相談することは的確な抜け毛対策になります。